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2012年9月3日

麻酔科医ハナ

外科やERを題材にした漫画やドラマが多い中、麻酔科医が主人公という珍しい漫画。あの華岡青洲がちょろっと出てきて、ニヤってしました。(チョウセンアサガオって日本麻酔学会のシンボルなんだそうです)


現在の医療現場は、分野に関わらず慢性的な人材不足により多忙を極めているわけですが、その中でも特に深刻なのが麻酔科医だそうです。

「医者だって悩むし、お腹も空くし、眠たいし、恋愛したい」といったスポットライトが当たらない麻酔科医の日常を、現役の麻酔科医に「リアルだ」と言わせるほど詳細に描いています。

コミカルな表現が多いですが、本質は痛々しいほどにシリアス。「年収3500万円でもやりたくない仕事」と言われている理由がよく分かります。


作中とあるキャラが、麻酔科医の役割を分かりやすく言い表していたので紹介。

医者っていうのは普通、死の淵に落ちそうになる患者を治療して引き上げようとする。

でも麻酔はその逆。劇薬や麻薬をつかって患者の意識・呼吸、時には心臓まで止めて患者をわざわざ死に近い状態まで降ろしていく。

残念ながら現状ではそのあやうい方法が患者を手術による痛み、ストレス、恐怖から守る最善の方法とされている。

手術前にあれほど沢山のモニターをとりつけ管だらけにするのは、全て安全のためだ。

安定した呼吸を確保するためにのどに管を入れ、いざという時、すぐ薬や血液を送り込めるように点滴を刺し、あらゆる計器の力を借りて患者のおかれた状況を把握しやすくする。

そうして麻酔科医はより安全に、患者の命を支えながら下ろしては引き上げているんだ。


そして、その真価が問われるのは、突然患者が落ちそうになったときだ。

その瞬間、どれだけ多くの救命手段を持っているかが、結果を左右する。

New Beginnings/IN FLAMES

Jesperが脱退したので、今のIN FLAMESからは泣きのメロディを聴くことはできないと思ってましたが、こんな曲がありました。



Björn、やるじゃん。