架空の島『ハフマン島』で起こる紛争を傭兵視点で描いた1995年の傑作。こんなにやりごたえのある物悲しいゲームはなかなかないと思う。
ゲーム中の世界では、ヴァンツァーと呼ばれる機動兵器(ガンダムで言うモビルスーツ)が戦争の主役になっており、パーツや使用する武器などをパイロットの特性に合わせてカスタマイズできる。たぶん、戦闘より機体のセットアップに大半の時間を割いた人がほとんどじゃないかな。
で、ストーリーが素晴らしいんです。中盤まで「よくあるストーリーだな」と思ってたら、「・・・え?」という展開を目の当たりにし、「中学生にこんな重たいゲームをさせていいのか?」と思ったのを覚えています。人類に対する警告も入っている気がする。
中でもエンディングは屈指の名作。しかしストーリーがあまりに重たかったのか、スタッフロール後にとある救済処置が施されており、これにはファンの間で賛否両論。今でこそ、その救済措置は無くてよかったと思うけど、中学生の時分からしたら随分救われた気がします。
昨今のゲームのようにムービーを多用せずとも、まるで映画のように描かれたこのゲーム。エンディングを見た後は、映画『アマデウス』を見終わった時と同じような何とも言えない感覚になりました。スクエアおそるべし。
もちろんBGMも秀逸。
Shopでの曲。この曲を聞く時間が一番多くなると思う。機体のセッティングは楽しい、
攻撃ターン時の曲。テンションあがる。
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