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2012年5月10日

Kemper Profiling Amplifierのざっくり概要

職人の国、ドイツのメーカーが出したとんでもない製品。以前にも書きましたが、TORPEDO LIVEと迷ってます。

ドイツの科学力は世界一ィィィィィィィ

通常のアンプシミュレーターは、アンプ本体とキャビネットスピーカー、そしてそこから出た音をマイクで拾った音をシミュレートしたもの。そして、それらの音は予めアンプシミュレータ本体に内蔵されていますが、アンプシミュレータではメーカーが提供する音色しか使えないのです。

アンプシミュレータの定番 PODシリーズ


ですが、Kemper Profiling Amplifier(KPA)は、自分の好きな任意のアンプ、キャビネットスピーカー、そしてマイキングの全てを『プロファイリング(コピー)』できます。

例えば以下のようなセッティングで、ギターをレコーディングしたとします。

ギターPeavey 5150(アンプ)Marshall 1960(キャビネット)SM57(マイク)


人によって利用するマイクの種類や好みのマイキングの位置は異なりますが、KPAはアンプからマイキングまでをそのままごっそりコピーしちゃいます。

Peavey 5150(アンプ) → Marshall 1960(キャビネット) → SM57(マイク)
 
↓全部をコピー

Kemper Profiling Amplifier

コピーした後は、KPAが一台あればその時の音をいつでもどこでも再現できます。まさに"Any Amp,Any Time,Anywhere"なわけです。もちろん、デジタルコピーなのでオリジナルの音には敵いませんが、品質はかなり高いです。これさえあれば、レコーディングスタジオで利用時間と費用を気にしながらレコーディングする必要はなく、自宅で満足いくまで録り直しができるわけです。


さらに、例えば友人が珍しいアンプを買ったり、スタジオに珍しいアンプがあった場合にKPAでコピーするなんてこともできちゃうわけです。アイデアもすごいが、技術もすごい。


↓は、KPAでメサのTriple RectifierをKPAへコピーしている様子。前半部分で「うにょにょにょにょにょ」と聞こえるのが、KPAがコピーするためにアンプやマイクへ流している信号音です。



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