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2011年10月14日

オフショア地域

世界には税金のかからない、もしくはとても低い国や地域があります。オフショア地域やタックスヘイブン、租税回避地などと呼ばれ、香港、シンガポール、スイス、マン島(イギリス領)、ルクセンブルグ、モナコ、バミューダ諸島(イギリス領)など世界中に存在します。

オフショア地域は、元来小さな島国などの主だった産業がない地域でした。そこで外貨を獲得するべく、税率をゼロ、または低く設定することにより、海外から投資家や企業を呼び込んだのです。


このオフショア地域と日本を比較すると、資産運用の結果に大きな差があることがわかります。

定期預金などで日本で資産運用すると、発生した利息が課税対象となります。例えば、「1年間、100万円を運用して200万円になった(こんな高金利はありえませんがw)」の場合、増えた100万円の20%が税金として源泉徴収されます。よって、運用後の最終的な金額は200万円ではなく180万円となります。しかし、同じことをオフショア地域で行うと、課税がないため運用後の金額は200万円となります。(地域によっては低い課税があります)


ここで勘のいい方なら、「非課税環境でお金を増やせても、受取時に税金がかかっちゃうんじゃないの?」と思うはずです。

もちろん受取時の入金先を日本の銀行口座にすると、源泉徴収の対象となります。逆を言えば、オフショア地域の銀行口座で受け取れば課税対象にはならないのです。資産家や投資家がオフショア地域に銀行口座を作るのはこのためです。

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