日本ではあまり行われていませんと書きましたが、各私鉄会社がこの手法に近いことを行っています。私鉄を例に、昔話チックに説明します。
分かりやすさを重視して書いたので詳細は異なる部分がありますが、グループ会社がすべてを包括的に行ったというイメージは掴めると思います。また、上記の○○に私鉄会社の社名を当てはめてみると、よりイメージが沸きやすくなると思います。有名なのは東急グループの東急東横線ですね。
ランドバンキングとの大きな違いは、土地の購入から開発のすべてを鉄道会社とそのグループが行ったということです。そのため、利益はグループ会社の独り占めとなります。海外の場合は、ランドバンキング会社が土地を購入し、資金を投資家から集め、地価上昇後の売却益を投資家に還元します。また、開発後の住宅販売などの各事業を担当する会社も公募で決定されます。
よって、日本のランド・バンキングもどきは、ごく一部の限られた企業のみだけ利用できる間口の狭い資産運用と言えます。
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