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2011年10月16日

単利と複利

定期預金などを利用するときに「年利○.○%」という言葉を目にします。これは、資金を運用した時に1年あたりに増える利息を示しています。例えば年利2%で100万円を運用すると、1年目の利息は2万円となります。

この利息の計算方法には、「単利」と「複利」と呼ばれる2種類が存在します。「単利」は、元本に対して利息が発生します。これに対して「複利」は元本に加えて、発生した利息に対しても利息が発生します。つまり利息が利息を呼ぶことになります。


100万円を年利5%で運用
運用年数 単利の場合 複利の場合 差額
1年目 105万円 105万円 0円
2年目 110万円 110万2500円 2500円
3年目 115万円 115万7625円 7625円
4年目 120万円 121万5506円 1万5506円
5年目 125万円 127万6281円 2万6281円
10年目 150万円 162万8894円 12万8894円
15年目 175万円 207万8928円 32万8928円
20年目 200万円 265万3297円 65万3297円

右表のように、利率が同じでも単利と複利の運用結果には差があり、その差は運用期間が長ければ長いほど大きくなります。つまり複利運用をする際は、時間を味方につけることが重要となります。


ちなみにアルバート・アインシュタインは「人類最大の発明は複利である」との言葉を残しています。金融商品を検討する際は、年利だけでなく単利なのか複利なのかに注意しましょう。「お金を借りたら複利だった」ってことになると、利子が雪だるま式に増えて大変なことになりますよ。

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