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2013年4月18日

『その男、凶暴につき』をレンタルした

その男、凶暴につき [DVD]
「正義の反対は悪ではなく、もう一つの正義」
「きれいごとを言ってもクソの役にも立たねえよ」
「現実には夢みたいなハッピーエンドなんか無いんだよ」


そんなたけちゃんの世の中へのフラストレーションが聞こえてきそうな映画。


まだ見たことがなかったソナチネをTSUTAYAへ借りに行った際、「もっかい見よ」と思いレンタル。ソナチネも良かったのですが、個人的にこちらのほうが好き。原点ですな。


他作品と共通して、間を持たすために会話や場面がテンポ良く移り変わるような、いわゆる映画っぽさがないため、その緊張感がたまりません。リアルではないのですが、リアルです。暴力によって刹那的に映し出される人間の美しさなんか特に。


妹を持つ兄として、主人公に感情移入させられまくりました。


2012年10月9日

アウトレイジ ビヨンドを見てきた

久々の映画館。カナダと真逆でみんな静かで緊張した。


結構面白かった。監督が「真剣なシーンほど、笑いが出てしまう」と言っていた意味が良く分かりました。「なんでだれも笑わないんだろう」って思うシーンがちらほら。

どの出演者の演技も素晴らしかったのですが、特に西田敏行の演技と大阪弁が秀逸。ほんの少しイントネーションの怪しい箇所があるくらいで、相手を脅すその所作はネイティブのややこしい大阪人そのものでした(サングラスをかけている姿はジェームスブラウンにしか見えなかったw)


固定の画が多かった前作に比べて、動きのあるカメラワークが増えていました。ちょっと意外。


だけどいつものキタノ映画の通り、あまり売れない気がします。また、一般受けするような分かりやすい表現とテンポという切り口であれば、前作に軍配が挙がります(その代わり、グロも多いですが;)。


個人的な最大の失敗は、事前に予告編やメイキング映像を見すぎていたこと。加えて、タケシ映画が好きすぎて、観客の予想を裏切ろうとするたけちゃんの思考を予測する癖が出て、展開もなんとなく読めてしまいました。


2012年3月18日

Shallow Hal(愛しのローズマリー)

School Of Rockのジャック・ブラック主演のコメディ映画。女性の外見ばかりを重視する主人公ハルが催眠術をかけられ、内面の美しい女性が美しく見えるようになってから起こるハプニングを描く。

至る所に(日本人にはちときつい)ジョークが散りばめられています。美しさって内面から出るとわかっているとはいえ、外見に惑わされてしまう哀しい性を持つ僕たち人間。そんな心を正してくれるような、とっても良い映画でした。

2012年1月10日

コジラ対ヘドラ

ゴジラシリーズ最大の異色作。小学生か中学生の時に、深夜にゴジラシリーズが毎日のように放送されている時に見たうちの一作です。

公開された1971年は公害病が認知され始めた時期で、日本で初めて光化学スモッグによる被害が報道されたのが前年の1970年。見えない何かによって突然体調不良になるなんて、当時の人々はとても恐怖していたことでしょう(まるで今の放射性物質問題です。)


劇中では、ヘドラと呼ばれる汚染物質やヘドロを糧に成長した怪獣が出現し、ゴジラと3回戦います。ゴジラの片目を潰したり腕を一部白骨化させたりと、他の怪獣以上にゴジラを苦しめますが、最終的にはゴジラがヘドラを倒し日本は救われます。

ヘドラを倒した後、ゴジラは人間によって汚された海や空を悲しげに見ながら海へ帰っていきます。


当時のゴジラシリーズでは、ゴジラは人類の味方であり、さまざまな怪獣をゴジラが撃退してくれます。しかし、そのゴジラは人類が行ったビキニ環礁の核実験によって生まれ、人類の公害によって生まれたヘドラに襲われた人類は、そのゴジラによって救われたのです。

人が生み出したゴジラ(核)とヘドラ(公害)を戦わせるなんて人間ってなんて残酷な生き物なんだ、と幼いながら思ったのを覚えています。


ラストシーンに流れる挿入歌。男声合唱なのですが、音源が見つからなかったので歌詞だけでも。最近のニュースでも耳にする放射性物質の名前もあります。

返せ!太陽を水銀 コバルト カドミウム
鉛 硫酸 オキシダン
シアン マンガン バナジウム
クロム カリウム ストロンチュウム

汚れちまった海 汚れちまった空
生きもの皆 いなくなって
野も 山も 黙っちまった
地球の上に 誰も
誰もいなけりゃ 泣くこともできない

かえせ かえせ かえせ かえせ
みどりを 青空を かえせ
かえせ かえせ かえせ
青い海を かえせ かえせ かえせ
かえせ かえせ かえせ
命を 太陽を かえせ かえせ