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2012年5月15日

消費税増税は何のため?

消費税の増税が話題になってますが、日本の借金など金融基礎も含めて麻生太郎氏がわかりやすく説明しています。

18:43辺りからどうぞ。



2012年2月17日

TD Canada Trust

ワーホリなどでバンクーバーに滞在する場合、大抵の人は銀行口座を開設します。

口座がなくても生活することは可能なのですが、給与は銀行振込ではなく小切手で受け取ることになり、銀行で現金化する必要があるので、働く人はないと不便です。また、口座があるとキャッシュカードをデビットカードとして使えます。

デビットカードとはクレジットカードに近いもので、デビットカードで支払いをすると、その瞬間に銀行口座からお金が差し引かれます。日本と違ってこちらの人はデビットカードで買い物をする割合が多く、僕もサイフを持ち歩くことが激減しました。そのおかげで、未だに硬貨の種類を覚えていませんがw


バンクーバーにはRBCやCIBCなどの銀行がありますが、僕はTD Canada Trustで口座を開設しました。エージェントに紹介されたというのが発端ですが、とても良いです。日曜日でも窓口が開いていますし、どの支店に行っても行員の愛想が最高に良いです。そして、なにより口座開設手続きを日本語で出来ます。口座開設が日本のように簡単であればいいのですが、こちらでは口座の種類がたくさんあり、こういうサービスは非常に助かります(僕は日本語で説明を受けてやっと理解できました。)

もちろん全ての支店が日本語に対応しているわけではありませんが、Vancouver City Centre駅近くの支店に行けば、日本人の方や日本語がお上手なカナダ人の方がいらっしゃいます。支店に入ってカウンターを左手に見ながら奥に進むと、左側に日本人の方がいる窓口が見えてきます。ただ、ここでの日本人向け口座開設は非常に人気なので、口座開設手続きをする際は必ず予約をしましょう。先日、知り合いが行ったら2週間待ちだったそうです。

2011年11月8日

72の法則

元本を2倍にするために必要な、おおよその年数と金利を求めることができる法則を、『72の法則』といいます。

金利(%)×年数(年)=72

たとえば、金利2%でお金を運用したとすると『2×年数=72』となり、お金を2倍にするには36年必要だとわかります。ちなみに、三菱東京UFJの5年定期(0.05%)では、1440年かかります。

また、20年後に2倍にしたいのであれば、『金利×20=72』となり、3.6%の利率で運用すればよいとわかります。


余談ですが、これはアメリカの高校生の教科書にも載っているくらい有名な法則です。それほどアメリカでは、資産運用や投資がオープンなものと言えます。日本の高校生が『受験』のための勉強をしている時、アメリカの高校生は『将来』のための勉強をしているのです。

2011年10月17日

信託口座

海外の金融商品を見てみると、「この商品は信託商品です」といった説明が書いてあることがあります。これは、「皆様からお預かりする積立金や保険金は信託口座で管理するので安全です」といった意味を指すことが大半だと思います。

信託口座とは、普通預金口座とは異なり信託法という法律に従い、その金融機関の資産とは分けて管理されます。そのため、もしその金融機関が破たんしたとしても信託口座にあるお金は守られるというわけです。

この信託の起源は、18世紀ごろのイギリスまで遡ります。当時のイギリスはいわゆる戦国時代でだれもがいつ戦死してもおかしくない時代でした。そこで貴族や戦士たちは、自分が戦死しても残された家族が安心して暮らせるように、財産を信頼できる友人に託して戦地に向かいました。貴族や戦士に万が一のことがあった場合、託された者は託した者の意思に従い、指定された人物に対して指定された時期に託された物を渡すという作業を行ったのが始まります。この信頼できる人物というのが、現在の信託会社となっているわけです。

2011年10月16日

単利と複利

定期預金などを利用するときに「年利○.○%」という言葉を目にします。これは、資金を運用した時に1年あたりに増える利息を示しています。例えば年利2%で100万円を運用すると、1年目の利息は2万円となります。

この利息の計算方法には、「単利」と「複利」と呼ばれる2種類が存在します。「単利」は、元本に対して利息が発生します。これに対して「複利」は元本に加えて、発生した利息に対しても利息が発生します。つまり利息が利息を呼ぶことになります。


100万円を年利5%で運用
運用年数 単利の場合 複利の場合 差額
1年目 105万円 105万円 0円
2年目 110万円 110万2500円 2500円
3年目 115万円 115万7625円 7625円
4年目 120万円 121万5506円 1万5506円
5年目 125万円 127万6281円 2万6281円
10年目 150万円 162万8894円 12万8894円
15年目 175万円 207万8928円 32万8928円
20年目 200万円 265万3297円 65万3297円

右表のように、利率が同じでも単利と複利の運用結果には差があり、その差は運用期間が長ければ長いほど大きくなります。つまり複利運用をする際は、時間を味方につけることが重要となります。


ちなみにアルバート・アインシュタインは「人類最大の発明は複利である」との言葉を残しています。金融商品を検討する際は、年利だけでなく単利なのか複利なのかに注意しましょう。「お金を借りたら複利だった」ってことになると、利子が雪だるま式に増えて大変なことになりますよ。

2011年10月14日

オフショア地域

世界には税金のかからない、もしくはとても低い国や地域があります。オフショア地域やタックスヘイブン、租税回避地などと呼ばれ、香港、シンガポール、スイス、マン島(イギリス領)、ルクセンブルグ、モナコ、バミューダ諸島(イギリス領)など世界中に存在します。

オフショア地域は、元来小さな島国などの主だった産業がない地域でした。そこで外貨を獲得するべく、税率をゼロ、または低く設定することにより、海外から投資家や企業を呼び込んだのです。


このオフショア地域と日本を比較すると、資産運用の結果に大きな差があることがわかります。

定期預金などで日本で資産運用すると、発生した利息が課税対象となります。例えば、「1年間、100万円を運用して200万円になった(こんな高金利はありえませんがw)」の場合、増えた100万円の20%が税金として源泉徴収されます。よって、運用後の最終的な金額は200万円ではなく180万円となります。しかし、同じことをオフショア地域で行うと、課税がないため運用後の金額は200万円となります。(地域によっては低い課税があります)


ここで勘のいい方なら、「非課税環境でお金を増やせても、受取時に税金がかかっちゃうんじゃないの?」と思うはずです。

もちろん受取時の入金先を日本の銀行口座にすると、源泉徴収の対象となります。逆を言えば、オフショア地域の銀行口座で受け取れば課税対象にはならないのです。資産家や投資家がオフショア地域に銀行口座を作るのはこのためです。

2011年10月12日

ランドバンキングと原野商法

ランドバンキング成功において、行政の承認がいかに重要であるかを示す事例が日本にあります。高度経済成長期の北海道や東北などで多くの被害を出した、原野商法と呼ばれる詐欺です。


原野商法は、まず悪徳業者が資産家に対して、「将来この山に高速道路が通るんです。今のうち買っておけば地価が上がって儲かりますよ。」などと言葉巧みに話を持ちかけて、土地を売ります。

購入した資産家は建設が始まるのを待ちますが、何年経ってもそんな気配は出てきません。気になって行政に問い合わせをすると「そんな計画ないですよ」と言われ、業者に文句を言おうとしても煙のように消えた後。

「土地は自分のものになったんだからいいじゃん」と思うかもしれませんが、その土地を売ったり別の用途で利用しようとしても、登記上の地目変更ができない(困難な)ため為す術なし。もし、地目変更ができたとしても周りはなーんにもない田舎の安い土地。ひどい場合は、登記すらされていなかったそうです。


このように原野商法は、「開発予定のない土地を、開発予定がある」と偽るのです。また、例え業者側で開発予定があったとしても行政が「ダメ」と言えば、それまでです。

ちなみに、悪徳業者は土地を保有せず売り逃げドロンしますが、カナダのランドバンキングでは、ランドバンキング会社も投資家と同じように土地を保有し地価を上げるため活動します。いわゆる運命共同体なわけです。

2011年10月8日

日本でのランドバンキング

日本ではあまり行われていませんと書きましたが、各私鉄会社がこの手法に近いことを行っています。私鉄を例に、昔話チックに説明します。


むかしむかし、日本には何もない二束三文の原っぱがたくさんありました。その原っぱを、○○鉄道はとても安い値段で購入しました。


○○鉄道は購入した土地に線路を敷き、線路の周りを「ここは住宅地にしようか」「じゃああっちは商業地」「そこは高級住宅地がいいんじゃない?」と計画を立てました。しかし、○○鉄道は鉄道会社ですので開発する能力はありません。そこで、グループ会社の○○建設が開発を担いました。

開発が終わり街が生まれると、人が住み始めました。それに伴い、住人からたくさんの需要が生まれました。

  • 家の近くに、買い物ができるお店があるといいなぁ
  • 家が駅から遠いなぁ
  • この街に住みたいけど、どんな家があるんだろう
  • 仕事で来たけど、いいホテルはないかなぁ
  • 家を建てたいなぁ


○○鉄道には、これらの要望に応える能力はありませんでしたが、代わりにグループ会社がそれに応えました。

  • ○○デパートは、スーパーやデパートを作りました
  • ○○バスは、駅と市街地を結ぶバスを走らせました
  • ○○不動産は、住宅の分譲を始めました
  • ○○ホテルは、ホテル業を始めました
  • ○○建設は、ビルや家の建設業を始めました


住民の需要を満たそうと、グループ会社がたくさんのサービスを提供しました。それにより、ただの原っぱだった土地は立派な街となり、二束三文だった地価は高騰したのでした。

分かりやすさを重視して書いたので詳細は異なる部分がありますが、グループ会社がすべてを包括的に行ったというイメージは掴めると思います。また、上記の○○に私鉄会社の社名を当てはめてみると、よりイメージが沸きやすくなると思います。有名なのは東急グループの東急東横線ですね。


ランドバンキングとの大きな違いは、土地の購入から開発のすべてを鉄道会社とそのグループが行ったということです。そのため、利益はグループ会社の独り占めとなります。海外の場合は、ランドバンキング会社が土地を購入し、資金を投資家から集め、地価上昇後の売却益を投資家に還元します。また、開発後の住宅販売などの各事業を担当する会社も公募で決定されます。

よって、日本のランド・バンキングもどきは、ごく一部の限られた企業のみだけ利用できる間口の狭い資産運用と言えます。

2011年10月7日

ランドバンキングって何?

たまには、真面目な仕事のことも。


ランドバンキングとは土地を使った資産運用のことで、アメリカ、カナダ、メキシコ、タイなどで行われています。(国土が小さく未開発の土地が少ない、そして人口増加が見込めない現在の日本では、あまり行われていません。)

流れはとても簡単で、「安いうちに土地を買って、高くなってから売る」です。金融商品の中でも比較的シンプルな資産運用です。

貸しビル業などの一般的な不動産投資と混同されますが別物です。一般的な不動産投資は、ビルの維持費・管理費、空室、建物の老朽化、価格の下落などが発生しますが、ランドバンキングは建物ではなく未開発の土地に対して投資するため、そのような懸念事項がありません。


ランドバンキングの流れ
ざっくりした流れです。

  1. ランドバンキング会社が土地選定を行い、需要がありそうな土地を安価で買い取り
  2. その土地を細分化(ユニット化)して投資家に販売
  3. ランドバンキング会社が都市開発計画を立案
  4. 不動産屋や現地開発業者へ土地を売却


ランドバンキング成功のポイント
一般的にこれら4つが挙げられます。

  • 行政のコミット
  • 人口流入
  • 雇用創出
  • 新規ビジネス

この中でも「行政のコミット」が一番重要だと思われます。例え今は草木しかない荒地でも、行政がその土地の都市開発計画を承認していれば、将来(よっぽどのことがない限り)開発が行われ、自然と残り3つのポイントも満たされ、地価が上昇することになります。逆を言えば、このポイントを満たしていなければ、その土地への投資は控えたほうが良いと言えます。

加えて、基本的に投資したお金は地価が目標金額に達するまでは返ってこないため、5~10年間は寝かせてもよいお金で投資をするのが吉です。

2011年9月30日

14歳からのお金の話/池上彰

現在はジャーナリスト活動に再び専念している池上彰氏の著書。知人が持っていたので、なんとなく借りて読んでみた。

タイトルのとおり、おそらく中学生あたりをターゲットにした内容。金融のことが最大限に噛み砕いて書かれています。読み応えがあるわけではないけど、人に説明するベースにはなる。

日本人は特に「お金」といった言葉を潜在的に「汚い」と感じて見て見ぬふりをする傾向があるけど、それは危険。お金の役割を正しく理解すれば、将来設計が格段に現実的になると思うんだけどなぁ。そういう意味で、これはなかなか良い本だと思った。


「他人が喜ぶ物を作ると自分ももうかる」という言葉にうんうんと頷いた。