外科やERを題材にした漫画やドラマが多い中、麻酔科医が主人公という珍しい漫画。あの華岡青洲がちょろっと出てきて、ニヤってしました。(チョウセンアサガオって日本麻酔学会のシンボルなんだそうです)
現在の医療現場は、分野に関わらず慢性的な人材不足により多忙を極めているわけですが、その中でも特に深刻なのが麻酔科医だそうです。
「医者だって悩むし、お腹も空くし、眠たいし、恋愛したい」といったスポットライトが当たらない麻酔科医の日常を、現役の麻酔科医に「リアルだ」と言わせるほど詳細に描いています。
コミカルな表現が多いですが、本質は痛々しいほどにシリアス。「年収3500万円でもやりたくない仕事」と言われている理由がよく分かります。
作中とあるキャラが、麻酔科医の役割を分かりやすく言い表していたので紹介。
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2012年9月3日
2012年6月20日
きりひと讃歌/手塚治虫
先週末、予定がなくなり暇になった時に読みあさっていた手塚治虫氏の作品。ブラック・ジャックが発表される3年前の医療漫画です。
すごい表紙・・・・
ブラック・ジャックと決定的に違うことは、とにかく暗い。
ブラック・ジャックが『困難や絶望の中に、一筋の希望の光が射すお話』だとすれば、きりひと讃歌は『絶望の中、業を背負い、それでも生きていくお話』。主人公の名前『桐人(きりひと)』がキリストっぽいだけあります。
手塚氏お得意のこんなギャグが一切ないんです
ストーリは、人が犬のようになって死んでしまう『モンモウ病』の研究者である小山内桐人が罹患してしまうことから始まるわけですが、「人間はなぜ人間なのか?外見や肌の色によって決まるのか?いや、人間が人間たる理由は、外見ではなく行動と理念にある」といったメッセージが見えてきます。
白い巨塔のような医局の権力争い(舞台は同じ大阪大学医学部)や、アパルトヘイトなどの人種差別にも触れており、読み応えありあり。作画は非常に重たく鬼気迫るものがあり、執筆当時の手塚氏の精神状態が伺えます。なので、読み切るにはちょいと気力がいります。
すごい表紙・・・・
ブラック・ジャックと決定的に違うことは、とにかく暗い。
ブラック・ジャックが『困難や絶望の中に、一筋の希望の光が射すお話』だとすれば、きりひと讃歌は『絶望の中、業を背負い、それでも生きていくお話』。主人公の名前『桐人(きりひと)』がキリストっぽいだけあります。
手塚氏お得意のこんなギャグが一切ないんです
ストーリは、人が犬のようになって死んでしまう『モンモウ病』の研究者である小山内桐人が罹患してしまうことから始まるわけですが、「人間はなぜ人間なのか?外見や肌の色によって決まるのか?いや、人間が人間たる理由は、外見ではなく行動と理念にある」といったメッセージが見えてきます。
白い巨塔のような医局の権力争い(舞台は同じ大阪大学医学部)や、アパルトヘイトなどの人種差別にも触れており、読み応えありあり。作画は非常に重たく鬼気迫るものがあり、執筆当時の手塚氏の精神状態が伺えます。なので、読み切るにはちょいと気力がいります。
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